昨日、ある相続勉強会で公証役場の話になりました。
私たち士業が公証役場にかかわる業務と言えば、
ダントツに「定款認証」と「公正証書遺言」かなと思います。
調べてないですが。なんとなくの実感です。
ところで。
いつも疑問に思っていることがあります。
そもそも「公証役場」って、
一般的にはどのぐらい馴染みがあるものなのでしょうか。
私たち士業はとても馴染みがあります。
よく行く場所、みたいな感覚。
ただ、その感覚で公証役場の名前を出すと、
たいがい相手のお顔に疑問符が見えます。
いやいや、公証役場ってなに?
この疑問符です。
公証役場。
公証役場は全国に約300ほどあります。
けっこうビルの中にあったりするので見落としがちですが、意外と身近にあります。
場所によっては、「公証役場」であったり「公証人役場」であったりします。同じです。
役場って言葉が若干古風(な気が私はします)ですが、
実際は古風な雰囲気なところもありますし、そうでないところもあります。
上に法務局がついていて、「公証人」という人が業務にあたっています。
公証人は、元検事や元裁判官という経歴が多いです。
その公証人が会社の定款を認証してくれたり、
遺言を証明して公正証書遺言を作成してくれたりします。
例えば、株式会社の定款は認証が必ず必要ですし、
私がよく使うサイン認証なども提出先の大使館から求められることが多いです。
公証役場を通さないとダメという書類は実はけっこうあります。
けれどもご注意いただきたいのは、
公証役場の仕事は「公証すること」です。
どんな契約書をつくったらいい?とか
どんな定款にしたらいい?とかには相談乗ってくれません。
それは公証役場の業務ではないからです。
じゃあその相談はどうすればいいの?と思われるかもしれませんが、
実はそれが私の仕事です。
どんな契約書にするか、どんな定款にするか
これはもちろんのこと、
そもそも公証が必要なのか、公証はどうやればいいのか
こちらも含めて私がコーディネートします。
すべて私に任せていただいたほうが絶対楽なので、
気軽にお声がけください。
ところで、私は最近もっぱら都内の公証役場を利用しています。
その話はまた次回に。